プルピエ Pourpier d'hiver
2018年 03月 12日
寒さが厳しい頃から時々見かけていた野菜。
マルシェの農家の八百屋さんで「これはなんですか?」と
訊いたところ、「Pourpierよ、食べてみて」と味見をさせてもらいました。
ほのかな酸味があるだけで癖もなく食べやすい…。
それを見ていた後ろのマダムがマーシュを指さして、
「あれ(mâche)よりも断然こっち(pourpier)の方がいいわよ~」と。
初めて購入してみました。
家に帰り、ぎゅうぎゅうに縛ってあった束を解いてびっくり。
日本の葉物野菜だったら4束分ぐらいの量!
そして農家の野菜にありがちな、ナメクジも数匹出てきて…。(笑)
ザブザブ洗って、きれいなところは家にあった mâche や roquette と
合わせてサラダに、その他はお浸しにしてしまいました。
…ということで、この日のアペロはサラダ、野菜の揚げ浸し、ポテトチップ。
また別の種類のプルピエ、pourpier maraîcher は仕事で使ったことがありますが
もっと鋭い酸味があって葉も分厚く、あまり好きではない野菜。
メインは、帆立貝に香草バターをのせてオーブン焼きに。
カレイのムニエルを焼くじょりー。
この泡を消さないようにずっと動かし続けるのがポイントだそう。
我が家の休日の食卓。
「エスカルゴ(つまりニンニク香草バターの味)と、このワインが合うんだ」
というワインの造り手の言葉をそのまま試してみたのでした。
by tony_etoile_bis
| 2018-03-12 10:22
| フランスの食